




GRAND PRIX Hi-Top 1969 OBSIDIAN BLACK
UPPER|ANNONAY RUSTICALF
フランスの名門 タナリー・ド・アノネイのRusticalf。きめ細かなシボ、しっとりとしたタッチ、非常に柔らかなハンド。立ち上がりは穏やかで、足を入れた瞬間から自然に馴染む。履き込むほどに皺と艶が重なり、ハイカットの輪郭に柔らかな奥行きが残る。
TRACKTAILOR|ドライビングソール
SVIG ハイグリップコンパウンド
(フロントトウ 4mm・ヒール高 10mm)
細かなリッジを刻んだイタリア SVIG社製ラバー。指先の感触の立ち上がりはやや硬質で、接地感は明瞭で信頼感がある。踏み込むほどにエッジの効いたグリップが現れ、3ペダルの繊細な入力を足裏へ返します。フランス製パティーヌリキッドで染色したレザーウェルトが、無骨かつクラシカルなスタイリングに。
1950年代後半から60年代にかけてのレーシングブーツに見られた、細身で簡潔な輪郭を手がかりにしたハイトップ。形をそのまま復刻するのではなく、当時のブーツにあった“理由のある造形”を拾い上げ、現在の足型へと静かに整え直しています。モデル名に添えた「1969」は、この靴を仕立てるファクトリーが靴づくりを始めた年に由来します。
アッパーは、フランスの名門、タナリー・ド・アノネイのRusticalf。きめ細かなシボ、しっとりとしたタッチ、そしてカーフならではの驚くほどしなやかな柔らかさ。足を入れた瞬間から革が自然に沿い、履き込むほどに皺と艶が重なっていく。細身のハイカットシルエットに、柔らかな奥行きと落ち着いた表情を残します。
内部はUltrasuede®仕立て。足首には控えめなパッドを添え、ハイカットらしいホールド感を保ちながら、足当たりは穏やかに。外観には緊張感を残しつつ、履き心地には自然な余白があります。
足元にはTRACKTAILOR型ソール。細かなリッジを刻んだイタリア製ラバーは、接地感が明瞭で、踏み込みへの反応もシャープ。3ペダルの繊細な操作を支えながら、街では安定した歩行感を残します。フランス製パティーヌリキッドで染色したレザーウェルトが、機械的な輪郭にわずかな温度を加えます。
1950〜60年代のレーシングブーツを辿ると、3〜4mm厚のベンズ(ヌメ革)一枚底に、粗いダイヤモンドカットの踵ゴム、そして厚い踵の当て革という、装飾ではなく、用途から生まれた簡潔さでした。過去の空気をただ模倣するのではなく、構造に宿っていた必然だけを現在へ引き継ぐ。1969年から続くファクトリーの靴づくりと、モータースポーツ黎明期の機能美を重ね合わせた一足です。
SPECIFICATIONS
- Upper:Annonay Rusticalf — French Calf / Soft Grain
- Lining:Leather / Ultrasuede® Layer Lining
- Insole:Horsehide
- Sole:TRACKTAILOR Driving Sole — Italian Ridged Rubber
- Welt:Patina-Dyed Leather Welt
- Ankle:Light Padded Construction
- Made in Japan
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