NEGRONI × TOMOE
百貨店の紳士靴売場には、靴を選ぶための特別な時間があります。
サイズを測り、数足を履き替えながら、売場のスタッフと会話を重ねていく。そのやり取りの中で、自然と一足が決まっていきます。
そこには、メンズシューズを専門に扱う販売チームがいます。靴の構造やフィッティングを理解しながら、一足を選ぶ時間を支えるプロフェッショナル集団です。
今回、NEGRONIは紳士靴販売分野で長く実績を持つ会社 TOMOE (トモエ商事株式会社) とともに、百貨店の売場での展開を新しい形で進めていくことになりました。

売場にしかない物語
百貨店の紳士靴売場では、一足の靴が選ばれるまでにいくつもの小さな判断が重なります。販売スタッフは、お客様が売場に入ってきた瞬間から、その人の足や好みを少しずつ読み取っていきます。
体型、歩き方、そして最初に手に取る一足。
そうした小さな手がかりを頼りに、提案する靴が少しずつ絞られていきます。
長年に渡って日本橋三越本店で販売スタッフを務めるトモエ商事株式会社の高橋さんは、「まずお客様全体の雰囲気を見る」と言います。

「最初はお客様全体の雰囲気、いわば空気感を感じ取るところからですね。そのあと足元を見ます。男性の場合、体型と足の形が比例することも多いので、体型や骨格を見てから足の測定をさせていただきます。」
そして、お客様が最初に手に取る靴も、販売スタッフにとっての大切な手がかりに。

「手に取る商品を見ると、お探しのものだったり好みが読み取れることも多いので、そこも意識しています」
売場ではまず商品を手に取ってゆっくり見てもらい、その中から候補を2〜3型ほどに絞り、最初に興味を持ったモデルからフィッティングに入ることが多いそうです。
靴を履いて数歩歩き、もう一度座って別のモデルを試す。そうしたやり取りを何度か繰り返すうちに、履いた瞬間にしっくりくる一足が見つかることがあります。その瞬間をつくるのが、売場に立つ販売スタッフの経験です。

「いいなと思う瞬間は、足への負担が少なく、しっかりとフィットしているときですね。足入れのときに、靴から“シュッ”と空気が抜ける音が出ることがあります。その感覚が出たときは、合っていることが多いです」

靴の違いは、履いて初めて伝わる
NEGRONIのドライビングシューズも、売場では少し不思議な靴として見られることがあります。見た目はスニーカーのようでありながら、ソールにはペダル操作を考えた構造があり、アッパーは足を包み込むように設計されています。
NEGRONIを初めて履くお客様の反応について、高橋さんはこう話します。

「他メーカーにはないカラーバリエーションに興味を持たれる方が多いですね。ただ、実際に履いていただくと、見た目以上の足入れの良さや足全体を包み込むホールド感に驚かれるお客様が多いです。」
ドライビングシューズという名前から、「クルマのための靴」という印象を持たれることもあります。しかし売場では、運転のための機能と日常での履きやすさ、その両方を備えた靴として紹介されることが多いそうです。

「NEGRONIの製品は、ドライビングシューズでありながら、軽量で足を包み込むフィット感や幅広設計など、日常の靴としても使いやすいコンフォート性を備えているのが特徴です。日本製なので、ソール交換修理が気軽にできる部分もお客様にお勧めしやすいポイントですね」
売場では、ネグローニの構造やサービスを一つずつ説明しながら試着を進めていきます。写真や説明だけでは靴の違いはなかなか伝わりません。実際に履いてみることで、足に吸い付くようなフィット感や構造の特徴が理解されることも多いのです。
TOMOEから見たNEGRONI

百貨店の紳士靴売場には、多くのブランドが並びます。
ビジネス、ドレス、カジュアルスニーカー…さまざまな靴が並ぶ空間です。その中で「ドライビングシューズ」というカテゴリーは、決して多くありません。
トモエ商事株式会社の商品部に所属する宮本さんと、販売促進を担当する植松さんは、百貨店の紳士靴売場を支える立場から、これまで多くのブランドを見てきました。
NEGRONIもまた、以前から売場で目にしていたブランドのひとつだったと言います。
「百貨店の紳士靴売場の中でも、独自の世界観を持ったブランドという印象でした。一般的なシューズとは明らかに違っていて、最初は“車好きのための特別な靴”というイメージがありましたね」

紳士靴売場の多くは、ビジネスシューズが中心です。その中でネグローニを「運転」という明確な用途を持つ靴として認識されていたと言います。しかし、実際に売場で扱うようになると、また違った側面も見えてきたとのこと。
「ドライビングシューズではありますが、普通にスニーカーとしても使うことができます。履き心地の軽さや快適さに惹かれて普段履きとして選ばれる方も多いですね。そして、実際に手に取っていただくと、素材の質感や作りの丁寧さが伝わりやすいと感じています」

ドライビングシューズという名前から、「クルマのための靴」だと思われることもあります。しかし売場では、むしろ普段履きとして選ばれることも少なくないそうです。
一方で、商品の魅力をお客様に説明する立場から見ると、NEGRONIのドライビングシューズには機能面での強い特徴もあります。
「やはりイタリア製ソールのグリップ力が高く、ペダル操作がしやすい点ですね。オリジナルインソールも長時間履いても疲れにくく、普段履きとしても快適です。カラーバリエーションや素材の組み合わせが豊富なのも魅力だと思います。
最初は色や素材の組み合わせ、デザイン性に興味を持たれる方が多いのですが、試着していただくと、最終的には履き心地の良さから購入につながるケースが多い印象です。最初は運転目的として購入したお客様も、最終的に“日常の靴”として使っているお客様も多いのかもしれませんね」

百貨店という空間
トラディショナルな紳士靴売場では、靴を履き比べながら一足を選んでいく、その過程自体に価値があります。
椅子に腰掛け、靴を履き替えながら会話をする。サイズや履き心地を確かめながら、売場のスタッフと一足ずつ試していく。そうした時間の中で、お客様の足や好み、使い方に合った一足が少しずつ見えてきます。
売場に立つ販売スタッフにとっても、この時間は大切なものだと言います。
「百貨店の紳士靴売場では、お客様に寄り添った接客を大切にしています。提案した靴がお客様のイメージとぴったり合ったときは、とても嬉しいですね。そして、できる限り長いお付き合いになれば嬉しいです。顔を覚えてくださるお客様が少しずつ増えていくことも、この仕事の魅力だと思います」
そうして選ばれた靴には、単なる買い物とは少し違う時間が重なっています。百貨店の紳士靴売場は、靴を選ぶための場所であると同時に、靴を理解するための場所でもあるのかもしれません。
NEGRONI × TOMOEの未来
今回、NEGRONIはTOMOEとともに、百貨店での展開を新しい形で進めていきます。
売場に立つ販売スタッフが靴を理解し、フィッティングを通して一足を提案する。そうした環境の中でNEGRONIのドライビングシューズを体験していただくことは、ブランドにとっても自然な流れだと感じています。
商品部の宮本さんは、今回の取り組みについて次のように話します。
「NEGRONIが大切にしている“ものづくりへのこだわり”や“車に対する思い”が伝わる売場や商品をつくっていきたいと考えています。NEGRONIとTOMOE、それぞれの視点を組み合わせながら、百貨店ならではの接客を通してブランドの魅力をお客様にお伝えしていきたいですね」
百貨店の売場で靴を履き、足に合う一足を見つける。
その特別な時間を通して、NEGRONIのドライビングシューズの魅力をお届けしていきます。

写真:トモエ商事 日本橋三越本店 担当 高橋氏 (左)、NEGRONI ディレクター宮部 (中)、トモエ商事 営業部 星野氏 (右)
撮影協力 : 日本橋三越本店

SHOP LIST
NEGRONI × TOMOE 取扱店舗一覧
百貨店という空間で、対話を通じて選ぶ豊かな時間。NEGRONIの店舗限定モデルは、TOMOEスタッフが素材やフィッティングについて丁寧にご案内いたします。
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