


ツアラー オリジナルブラック & シダーウッド
1960年代のレーシングシューズを再構築。
F1パドックに実在したヒストリックカラーを纏ったドライビングチャッカブーツ。
❶ Essence — 設計と構造
ツアラーは、1960年代のF1やル・マン24時間などで使われたレーシングシューズから着想を得た、チャッカブーツ型のドライビングシューズです。GRSラストによる立体的なホールド感とシャープな外観を備え、さらにネグローニ独自の「ドレスソール仕立てのドライビングソール」を搭載。手染めのパティーヌウェルトと軽量ラバーを組み合わせ、22mmのヒール高によってカジュアルからドレススタイルまで自在に対応します。
❷ Expression — 素材と表情
この「オリジナルブラック&シダーウッド」は、かつて実際にF1グランプリで使用されていたG.P. BOOTSのカラーリングを忠実に復刻したモデルです。アッパーには、イタリア・サンタクローチェの名門タナリー「ロ・スティヴァレ」で仕立てられた最高級植物タンニン鞣しレザー〈ロンバルディア・タン〉を採用。微かに植物の香りが漂うピュアな質感は年々希少性を増しています。ヒール部分には、当時と同じシダーウッドカラーのカーフを使用し、時代を超えたヒストリックカラーを現代に蘇らせています。
❸ Response — 履き心地と反応性
一枚革で包み込まれるようなフィット感はツアラーならでは。シャープな見た目に反して爪先には厚みを確保し、自然なゆとりを与えます。レザーとウルトラスエード®によるレイヤーライニングが快適性を高め、ホースハイドインソールが歩行やロングドライブでの疲労を軽減。Vibram Gumliteソールは軽量でグリップ力に優れ、さらに80°テーパーのヒールがピボット動作を自然にサポートし、街中からスポーツドライビングまで幅広く対応します。
❹ Legacy — 歴史と背景
1950〜60年代のレーシングパドックでは、各ドライバーが自由な靴を選んでレースに挑んでいました。その中で登場した「G.P. BOOTS」のブラック&シダーウッドは、当時の英国レーシング文化を象徴するカラーリングでした。ツアラーはその歴史を受け継ぎ、ネグローニの技術と感性で再構築した復刻モデルです。モデルとなったシューズついての詳しい考察は、ネグローニジャーナル「ザ・レーシングシュー・スペシャリスト①-③」をご覧ください。
❺ Vision — 行き先の構想
ツアラー オリジナルブラック&シダーウッドは、レーシング史に刻まれた色彩を現代に繋ぐ一足です。クラシックな意匠と快適な機能を融合し、旅や日常のドライブを豊かに彩りながら、歴史的な価値を未来へと継承していきます。
スペック一覧
アッパー:ロンバルディア・タン(牛革 | 植物タンニン鞣し | イタリア製) × シダーウッドカーフ(牛革)
ライニング:レザー × ウルトラスエード® レイヤーライニング
インソール:ホースハイドインソール
ソール:クラブハウスソール(ビブラム社製 Gumlite ラバー | 超軽量・高グリップ仕様)
ウェルト:ネグローニファクトリーによるパティーヌ染色レザーウェルト
アッパー、ライニング、インソールは日本国内で製作し、ソールはイタリア製を採用。
最終工程である底付けは、東京のネグローニ ファクトリー トーキョーで一足ずつ仕上げています。
オプションを選択




Leather & Materials





