偶然手に入った素材。試してみたかった組み合わせ。急に懐かしくなってリバイバル。
工房で話しているうちに、僕らが作りたくなってしまったもの。NEGRONI SIDE B は、そんな好奇心を少量ずつカタチにする、数量限定のコレクションです。
時には過激に、時には遊び心を満載に。素材も、色も、組み合わせも。作り手の楽しさが、いつもより強く出ています。ちょっとクセがあるけれど、ついつい気になってしまう。そして、誰かに自慢したくなる。
ようこそ、B面のネグローニへ。

NEGRONI SIDE B — 01
IDEA CORSA / RED ARAMID CARBON FIBER
プロダクトノーツ
― ブラック × レッド。
実は、ネグローニではいつも慎重になる配色です。
モータースポーツの世界が長年使い倒してきた超定番の組み合わせ。靴に使っても、体よく、格好よく収まるのはわかっている。ただ、自分が作る時には、その「成立する」に頼っていないかが気になります。
素材や形を考え抜く前に、配色が仕事を終わらせてしまう。それでは、ちょっとクリエイティブの敗北じゃないか、と。

そんな自分のところに提案されたのが、アラミドカーボンファイバーでした。
赤いアラミド繊維と黒いカーボン繊維が織り込まれ、コーティングの艶がガツンと乗っている。素材そのものが、見事にブラック×レッド。最初は配色上一旦保留にしましたが、気になる素材でもありました。
艶には、かなりエグみがある。赤も黒も強い。色自体は見慣れた組み合わせのはずなのに、この素材になると、妙に見慣れないものになる。

工房からも、使ってみたいという声が強くありました。裁断機で何度もプレスしないと切れず、縫製にも苦労しそうだという。それでも作りたい。手間を引き受ける側が惹かれるのもわかる。扱いにくさを含めて、放っておけないところがあります。
自分が警戒していたのは、ブラック×レッドを使うことで、簡単に格好がついてしまうことでした。でも、この素材はむしろ、どう使いこなすかを考えさせる。配色の収まりのよさを、繊維と艶の強烈さが突き抜けてくる。ここまでやるなら、過激で面白い。使うなら、このエグみは残したい。

サイドエンブレムにこのアラミドカーボンを使い、アッパーサイドにはブラックスエードを合わせました。
黒まで艶やかに仕立てると、アラミドカーボンの異様さがぼやけてしまう。スエードの穏やかな起毛面があるから、赤と黒の繊維、その上に乗る艶が際立ちます。

レッドステッチには、もちろん既視感があります。ただ、この一足では、
素材の唐突さを抑えるいい仕事をしてくれている。ここは素直に、その力を借りています。
素材そのものが持つブラック×レッドを、どう一足に仕立てるか。
普段なら慎重になる組み合わせだからこそ、今回はもう一歩踏み込んでみたくなりました。

NEGRONI SIDE Bの第一弾
IDEA CORSA / RED ARAMID CARBON FIBER
は、まずオーダー5足限定です。
この使い手の情熱を刺激するような、“クセ強め”なイデアコルサ、いかがでしょうか。
アッパーの製作は始まっていますので、ご注文から2週間以内のお届けを見込んでいます。
このアラミドカーボンを今後採用するかどうかは、皆さまのフィードバックをいただいてからといたします。
「過激さが足りない?」というご意見は、是非DMまで。
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